2025年、F1界に激震が走りました――。
日本人ドライバー、**角田裕毅(つのだ ゆうき)**がついに、レッドブル本チームへの電撃昇格を果たしたのです。
F1はわずか20席しかない「世界でもっとも狭き門」とされるモータースポーツの頂点。
その中でも、レッドブルはマックス・フェルスタッペンを擁する“王者チーム”として君臨しており、そこに日本人が昇格するというのはまさに歴史的快挙です。
本記事では、角田選手のレッドブル昇格のすごさと、気になる年収について詳しく掘り下げていきます。
■ レッドブル昇格のすごさとは?
まず大前提として、レッドブルはトップ中のトップチームです。
F1の中でも特に成績が求められる環境であり、少しでもパフォーマンスが落ちれば、即交代もありうる“結果主義”の象徴とも言える存在。
そんな厳しい競争の中で、角田選手が選ばれたということは、実力と信頼を勝ち取った証拠です。
■“2戦で決断”という異例のスピード
実は今回の昇格劇、シーズン開幕たった2戦目での決断という異例の早さでした。
当初昇格が期待されていたリアム・ローソンの不振も一因とされていますが、それだけでチームが判断するほど甘い世界ではありません。
角田選手は開幕戦から“光る速さ”を見せており、明確にチームへアピールを成功させていたのです。
たとえるなら、プロ野球で2軍の若手がオープン戦たった数試合で1軍レギュラーを奪い取ったようなものしかもその舞台が「メジャーリーグ」級のF1ならば、その凄さがより際立つでしょう。
■ ペレスやフェルスタッペンも反対?舞台裏の葛藤
ただ、栄光の昇格にも“影”がありました。
昨年までそのシートを守っていたセルジオ・ペレスは、角田の昇格に強く反対していたという報道もあります。
あるモータースポーツ専門家によると、ペレスは「ユウキは起用しないでほしい」と発言していたとのこと。
その理由は、「今のレッドブルのマシン状況では、ドライバーの力量ではカバーできない」――つまり、“角田の才能を潰してしまうのではないか”という懸念だったとも。
たしかに、現在のレッドブルは昨年と比べてマシン開発の停滞が指摘されており、技術者エイドリアン・ニューウェイの不在も影響しているとも言われています。
こうした“厳しい船出”を承知で昇格した角田選手には、相当な覚悟と自信があるはずです。
■ 年収はいくら?F1界の「お金事情」
さて、多くの人が気になるのが「お金」の話。
2025年の最新推定年俸によると、角田裕毅の基本年収は200万ドル(約3億円)。これはボーナスやスポンサー料を除いた金額です。
これはF1ドライバー20人中14位。
決してトップとは言えませんが、昨年までの年収から倍増しており、評価が確実に上がっていることを示しています。
しかし一方で、角田選手に対してレッドブルは**500万ドル(約7.8億円)**の“移籍金評価”を設定していたという事実も判明。
他チームが彼を引き抜くにはこれだけの資金が必要だったのです。
これは、レッドブルが角田選手を将来のエース候補として真剣に評価していることの裏付けでもあります。
言い換えれば「君を失うくらいなら7億円払わせる」という、非常に高い信頼の証。
■ 昇格の価値は「年収」だけでは測れない
もちろんF1の年収は凄まじい世界。
トップのフェルスタッペンは約99億円という驚異の金額を手にしていますし、ルイス・ハミルトンは副収入も合わせると150億円超えとも。
それと比較すると、角田選手の年収はまだまだ「伸びしろしかない」状態です。
ですが、彼の真の価値は“金額”だけではありません。
日本人がヨーロッパ中心のF1界で、正規シートを獲得し、トップチームの一角を担うというのは、桜が咲き誇るような誇らしさとでも言うべき歴史的出来事。
長年のファンにとっては「ついにここまで来たか…」という感動すら覚える瞬間だったのではないでしょうか。
■ まとめ
・レッドブル昇格は日本F1史に残る快挙
・年収は3億円規模に増加中、さらなる上昇の可能性あり
・マシン問題やチーム内の緊張を乗り越える強さが試される
F1は冷酷なまでにシビアな世界ですが、そこに挑む角田選手の姿は、日本人として誇らしく、そして胸が熱くなります。
「いつかF1で勝つ日本人が見たい」と願っていた人々にとって、角田裕毅はその希望の象徴。
これからも彼の走りに注目し、全力で応援していきましょう!
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